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【 個 展 】
智 明 葵
樹脂画造形の世界
-まだ見ぬ可能性の向こう側-
智明葵(ちあき)の作品は透明樹脂(レジン)に凹版画の技法で線画彩色するという、これまでにないオリジナル技法「凹版レジンアート」を用いて制作しています。細密な描写も、羽の一枚一枚に施された線も、作品に表現された細かな線はすべて版板を削った線によって生まれたものです。
このジャンルレスな技法は、たった一枚の「美しい羽を作りたい」という衝動から生まれました。
一般的に、版画とは紙に刷るもので、樹脂はモールド(型)を使って流し固めて成形したり、表面をコーティングしたりするものだと認識されていますが、智明葵は何か一つの既存の方法で表現することにこだわらず、自分が知り得る異なる方法を様々融合させることで自分の思い描いたものを作ることをごく自然にしていました。
オリジナル技法を編み出すために努力を重ねたというわけではなく、ごく当たり前に自分にできることで思い描いた美しい羽を作ったことが、この道へと進むきっかけとなりました。
モチーフの生き物たちは、リアルなようでここではないどこかの生き物たち。
幻想のフィルターがかかったそこは、圧倒的な静けさと脈々と息づく躍動感が混在する、真逆なものが言葉もなく不思議と融和している世界。
あるがままで調和し、争いのない華胥の国が舞台です。
先達のない技法ゆえに、これを深め洗練させるために今も日々試行錯誤の連続です。
日々経験を積み重ね、するとそれが思い込みに縛られた自分を生み、そこからの脱却を繰り返して作品が出来上がっていく様は、まるで人生の縮図のようだと感じます。
液体であるレジンはいかようにも姿を変えることができ、版の形を変えることで様々なパーツを作ることができる「凹版レジンアート」の表現は可能性に満ちています。
既存概念に縛られることなく誕生したこの技法は、私にとって可能性という「自由」の象徴であり、未知なる作品の完成までの道のりは自分と向き合う瞑想と共にあり、作品作りを通した自分自身への探求という飽くことなき冒険なのです。
智明葵(ちあき)
版画の技法を用いて透明樹脂に線画・彩色を施すオリジナル技法「凹版レジンアート」を考案。
オリジナル技法で羽や鱗を一枚一枚リアルに再現し幾重にも重ねた半立体作品や、螺鈿細工や蒔絵のような平面作品など、 これまでにない独自の
樹脂画造形作品を製作している。
【略歴】
2018 企画展に初参加
2019 「A Bridge to JAPANESE ART 」 Menier Gallery in London
「KIRIKO the MUSEUM 」 東急プラザ銀座 選抜アーティスト
2020 第18回「ZEN展」 優秀賞受賞
「Exhibition of MINERVA 2020」 MALL GALLERIES in London
「The Artisan 2020」
「近代日本美術協会展」入選
2021 「超絶技巧アーティストが魅せる美の世界」
第46回銀座選抜展 「ZEN展」
第29回「国際平和美術展」
「銀座動物園Ⅱ」
「WORLD PEACE ART EXHIBITION 2021」
カーネギーホールレスニックエデュケーションウイング in New York
「The Artisan 2021」
初個展「輝蹟」ギャルリーフロレゾン
2022 第47回銀座選抜展「ZEN展」
「WORLD PEACE ART EXHIBITION 2022」
UNESCOパリ本部 ミロ・ホール他
第20回「ZEN展」 準優秀賞受賞
「銀座動物園Ⅲ」
第30回「国際平和美術展」
個展「輝蹟Ⅱ」ギャルリーフロレゾン
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