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Chiaki Dosho SOLO EXHIBITION
“生と死のあわいで み・つ・け・た”
【個展】Chiaki Dosho
“生と死のあわいで み・つ・け・た”
2023年8月31日(木)〜9月10日(日)
11:00〜18:30 (18:00最終入場)
休廊日 9月6日(水)
at KONMASAビル 2F
-ステートメント-
これはアーティストDがバイブルとする辺見庸著「マリオ・ジャコメッリー「生と死のあわいを見つめて」から
インスピレーションを得て始まる」
“展示自体は実質10日だが、すでに展覧会は始まっている。
生と死の曖昧な境界線のように、展覧会の始まりも終わりも曖昧 “ KONMASA
今回開催の展覧会の実質10日間は大切に思う9人の故人を思い、生と死のあわいに立ち、
1日一人ずつと向き合う時間を持ち、彼岸と現世の時間の流れを表現したい。最後の1日は自分か?
これは “生と死のあわいで み・つ・け・た”変則的な小さな展覧会であり、同時に
アーテ
ィストK氏の概念作品 “ KONMASA The Art Building ” の小さな一欠片に
同化しようとする試みのインスタレーションであり、Dのモノローグでもある。
「KONMASA The Art Building」での瞑想が再び自己と向き合うきっかけとなる。
そこで“み・つ・け・た”真実と、見失っていた自分。あなたは何をしたい。何を求めている
。
残されているか・も・知れない時間をどう使いたい。 ???
私は今、“生と死の間で生きている。”はず。
私は人生で多くの大切な人を失って来た。
私を見つめた最後の眼差しを忘れることができない。
これはDのシリーズ「時の交差」からのアンスリウムを使ったインスタレーションに初めてKONMASA氏の
映像を加えた作品である。
生と死のあわいは日1日と、あちら側からこちら側に少しずつ移動してくる。
想いを伝えるためのこのシリーズは小さなアンスリウムの白い花の一輪から始まった。
一つの思い出を紡ぐ度、花は数を増し、白い花にやがて黒い花が加わり、
そして白い花を墨で染めたことにより、
墨は布の上へ上へと昇る事を知る。墨が昇り、
それが固着して更に色が変化する様子を、乾く間の長い時間眺めている。
アンスリウムの花筏の間を歩く。
その場所に身を置くことで同じ感覚を体感して欲しい。
足元の白いアンスリウムは、微かな水の流れに揺蕩ふ。
その流れは少しずつゆっくりと、異なる世界へと誘う。
“彼岸は形を変えながら、
あわいは位置を変えながら、やがて消滅。”
(同化=消滅 いつの日か自分の存在の消える日、、、)
これはDの人生のインスタレーションなのかもしれない
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